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2012年 05月 27日
びっくりするようなエピソードがあるかというと、「トップ・ハット、ホワイト・タイ、燕尾服が大嫌い」という告白(!)があるくらい。プライベートと出演作品について、ある意味で淡々と語られるだけなので、資料的価値はともかく、面白いかというとそれほどでもないように思えるんですが、さりげなく折り込まれるユーモアと歯切れの良い文体が、まるでフレッド・アステアが語りかけてくれているようで、あのダンスの感じそのままに、ついつい引き込まれてしまいます。 もともと語り下ろしの予定だったのを自ら書いたそうで、原書自体がそういう文体だということですが、訳文からでもフレッド・アステアの顔や声が目に浮かんできて、訳者のひとかたならぬ努力となによりも愛が感じられます。 それにしても、原書の出版が1959年なのに、2006年にもなって訳書が出たというのが不思議でしょうがない。失礼を承知で言うなら、こちらの経緯の方が、もしかしたら本書の内容よりもドラマティックかもしれない、なんて。
by zhi-hong
| 2012-05-27 09:31
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