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2007年 02月 23日
日本でしか充分に楽しめないことのひとつが、映画館で映画を観ること。
というわけで平日休みをいかして観に行ったのは、カミさんの泣けそうという言葉につられて「幸せのちから」。 ところが……。 うーん「全財産21ドルから立ち上がった云々」というコピーからすると、ちょっとカタルシスを得るには物足りないかな。 すばらしく抑制がとれてて、なんかドラマチックな展開じゃなくて素直に泣けないんだよね〜。実話に沿った展開のせいなんだろうけど、素直なお泪ちょうだいにはしたくないという意識が働いたのか、実在のモデルに気を使ったんじゃないかと思うくらいです。 そんななかウィル・スミス親子の演技はよかったです。というか、あの展開では演技が悪かったら、ほんとにつまんなかったかも。 てなわけで、このままでは中国に戻れんと思い、連日の映画館通いで行ったのは「ドリームガールズ」。 シュープリームスのダイアナ・ロスがモデルのストーリーで、こちらこそ大盛り上げのサクセスストーリーかと思いきや、ショービジネスの裏側を舞台にした愛憎ドラマでもちろんかなり期待していたのですが、それ以上の出来栄えでした。 マネージャー兼プロデューサー役のジェイミー・フォックスは例によって怪演するし、ダイアナ・ロスもどき(^^;のビヨンセも古いタイプのシンガー役のエディー・マーフィー(リトル・リチャードっぽいのですが、一瞬ニュー・ソウル時のマーヴィン・ゲイになるところが素敵)もばっちりなのですが、オリジナルメンバーなのにグループを追い出されて落ちぶれる役のジェニファー・ハドソンがその歌といいキャラといい、新人とは思えないくらい、とにかく効いていました。 そして、音楽! モータウン・サウンドが確立する前のゴスペルの影響の強いソウル・ミュージックから、ごきげんなモータウン・サウンドへ、そしてソウルの抜けて行くシュープリームスという変遷を見事に なかでもジェニファー・ハドソンがグループを去るシーンは特にまいりました。 ここでの彼女のディープな歌唱が素晴らしいのですが、素晴らしすぎるが故にそのスタイルがグループの方向性と合ってないことを如実に浮き彫りにするとともに、グループから追い出される彼女の哀しみとシンクロしていて、ぐっときてしまいました。 あ、ビヨンセにも後半見所が作ってあって、そのシーンも泣けましたね〜。 まあ、モデルとなったダイアナ・ロスはもっと自己顕示欲が強いので、あんなにいい人じゃないという気がしますが。 こちらはダイアナ・ロスに気をつかったというより、ストーリーの都合上でしょう(^^;
by Zhi-Hong
| 2007-02-23 20:15
| 映画
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